40代夏のお化粧直しコツ7選|朝の仕上がり別に解説

40代夏のお直し具体策7選 メイクで叶える

夏のお化粧直し、うまくいかない原因は
たいてい「足して直そうとしていること」にあります。

直したら厚塗りに見える。毛穴が余計に目立つ。
疲れた顔になる——その悩み、順番を変えるだけで解決できます。

美容業界で20年以上積み重ねてきた経験をもとに、
今日から使える7つの小技を順番にご紹介します。

〈 著者について 〉

美容業界に22年以上携わり、
1000人以上の方の肌や香りのお悩みに寄り添ってきました。
自分自身も40代として日々試行錯誤しながら、
「本当に使えるもの・方法」だけをお伝えしています。

その前に——あなたの朝のメイクは「どちらのタイプ」ですか?

小技をお伝えする前に、ひとつ確認してほしいことがあります。

実は、お化粧直しのうまくいく方法は、朝どんなふうに仕上げているかで変わります
同じやり方が全員に効くわけではないんです。

30秒でできる自己診断

ファンデーションが仕上がった状態の肌に、クレンジングを染み込ませた綿棒をスーッと滑らせてみてください。
帰宅後のクレンジング前でOKです。

  • 触れた箇所が、はっきり「道」になって見える → 【しっかりカバータイプ】
  • うっすら跡がつく程度、または変化がわかりにくい → 【薄づきタイプ】

道になって見えるのは、しっかりカバーをしているか、マット寄りに仕上がっているとき。
どちらが良い・悪いではなく、タイプによってお直しの正解が違うということです。

【しっかりカバータイプ】の方へ

まずお伝えしたいのは、あなたの場合、部分的に直すのは至難の技だということ。

厚みやマット感がある分、直した箇所とそうでない箇所の差がはっきり出てしまうんです。「うまく直せない」と悩んできた方は、腕のせいではありません。そもそも難易度が高いのです。

なので、大きく崩れているときはこの方法をおすすめします。

  1. クレンジングウォーターを含ませたコットンで、崩れた箇所を拭き取る
  2. ファンデーションを塗り直しで直す

「一度落とすなんて時間がかかりそう」と思われるかもしれませんが、逆です。
境目をなじませようと格闘する時間より、はるかに早くて、仕上がりも爽やかになります。

このあとご紹介する①②の方法も、しっかりカバータイプの方には特に効果的です。

【薄づきタイプ】の方へ

あなたの場合は、部分的なお直しがしやすいタイプです。このあとの小技を、そのまま取り入れてみてください。

綿棒テストの比較 左が厚めのカバー 右が薄づき

肌質・お悩み別、直し方の「正解」

タイプがわかったところで、もう一歩踏み込みます。

40代の肌は、乾燥と皮脂が同居していたり、体調やホルモンバランスで日によって変わったりと、20代の頃とは前提が違います。
同じ「崩れた」でも、原因が違えば直し方も変わるのです。

よくある4つのケースで整理します。

乾燥肌で、厚めにカバーしている

この場合は、日焼け止めなど乳液状のもので、崩れた箇所を拭き取るように整えてから
ファンデーションを塗り直してください。
乾いた肌に乳液状のものを足すことで、うるおいを補いながらリセットできます。
乾燥肌の方にとっては、直しながら保湿もできる一石二鳥の方法です。

皮脂が多く、毛穴の開きが気になる方

皮脂が気になる方は、マットに仕上げていることが多いと思います。
この場合、乾燥肌の方と同じやり方をすると、油分の上に油分を足すことになってしまいます

そこで使うのが、クレンジングウォーター。油分を足さずに、崩れた箇所をすっきり整えられます。

同じ「拭き取ってから直す」でも、乾燥肌は乳液状のもの、皮脂が気になる方はクレンジングウォーター。 
ここが分かれ道です。

大量に汗をかいたあとの直し方(更年期世代の方へ)

40代は、更年期の症状で急に汗をかく方も少なくありません。私自身も含め、これは避けようがないことです。

でも実は、大量の汗をかいたあとのお直しは、意外と簡単なんです。

ハンカチなどで汗を拭いた時点で、メイクはほとんど落ちています。つまり、わざわざ拭き取るステップが要りません。 残っているメイクとなじませるだけでいいのです。

このときに使いたいのがクッションファンデーション。つややかで、うるっとした使用感のものが多いので、残っているメイクとなじませやすく、汗のあとの乾いた肌にもすっとなじみます。

汗をかいてしまったときは、慌てずに。
拭いた肌にクッションで、が一番早くてきれいです。

午後、目まわりが疲れて見える方

夕方に鏡を見て「なんだか疲れた顔だな」と感じるとき、多くの場合、原因は目のまわりのくぼみです。

くぼんで影ができると、その部分がくすんで見えお疲れ顔に見えててしまいます。
ここで暗い色を足しても、影は消えません。

やるべきは、少し明るめのコンシーラーを、指で優しくトントンとのせること。影になっている部分に明るさを足して、前へ立たせるイメージです。
物理的にくぼみを埋めることはできませんが、光で錯覚を起こして、印象を持ち上げることはできます。

こするのは禁物。指の腹で、トントンと置くように。これだけで午後の顔が変わります。


ここからは、どのタイプの方にも使える7つの小技です。

① 大きく崩れたら、足さずに「乳液状のもので一度整える」

これが今日いちばんお伝えしたいことです。

しっかり崩れてしまった場所に、そのままファンデーションを重ねても、きれいには仕上がりません。もともと付いていた部分と、新しく塗った部分の境目をなじませるのは、実はプロでも至難の技なんです。時間も手間もかかるうえに、たいてい厚みが出ます。

だから私は、崩れた箇所を日焼け止めなどの乳液状のものでいちど整えてから、塗り直します。乳液状のものが崩れたファンデーションをなじませてくれるので、そのあとの塗り直しが圧倒的に速く、きれいに仕上がります

「リセットしてから塗る」——遠回りに見えて、これが一番の近道です。

② 毛穴落ちは「ミスト+乾いたスポンジ」で立て直す

皮脂による毛穴落ちを直すときの手順です。

  1. キープミストのようなスプレーを、少しだけたっぷりめにプッシュ
  2. 厚みのある乾いたスポンジでトントンと整える(※スポンジは濡らさず、乾いた状態で使います)
  3. クッションファンデーションかリキッドファンデーションで直す

ポイントはスポンジを濡らさないこと。濡らすとミストの水分と合わさって、かえってムラの原因になります。乾いたスポンジがちょうど吸ってくれる役割も果たしてくれるので、その上に重ねるとぴたっと決まります。

③ パウダーは「下から上へ」滑らせる

毛穴の目立ちが気になるとき、パウダーの動かし方を変えるだけで印象が変わります。
下から上へ滑らせると、毛穴の影になっている部分に粉がのって、目立ちにくくなります。

力を入れず、すーっと滑らせるだけ。今日からできる小技です。

④ パウダーの付けすぎは「老け見え」の原因

崩れを抑えたいからと、パウダーをたっぷり付けたくなりますよね。でもマットになりすぎると、老け見えと厚塗り感が出ます。40代の肌は、適度なツヤがあった方が若々しく見えるからです。

とはいえ「たくさん付けたい」ときもあります。その場合は付けたあとに、大きめのブラシで過剰な分を払う。これで、崩れにくさとツヤの両方が残ります。

⑤ 目の下だけ直したいときは「トントン」を2回

目の下のくすみやコンシーラー落ちだけを直したいとき。ここは皮膚が薄く動きも多いので、こすらないことが最優先です。

  1. 目元美容液などを、薄くトントンと重ねる
  2. コンシーラーを指先に薄く取って、同じくトントンと重ねる
  3. 境目を指の熱でなじませる

指でトントンするだけで、こすらずに境目が消えます。ブラシやスポンジより、指の方が体温でなじみやすいのでおすすめです。

⑥ あぶらとり紙は、私は使いません

これは私の個人的な考えですが——あぶらとり紙で皮脂を取りすぎると、かえって皮脂が出てくる気がしています。

だから皮脂を抑えたいときは、ティッシュを2枚に分けて、その薄い1枚で押さえます。あぶらとり紙より吸う力が穏やかなので、必要な分だけ取れて、取りすぎになりません。

薄い1枚のティッシュ。これがちょうどいい塩梅です。

⑦ 崩れる「前」に、朝ティッシュで一度押さえておく

最後は、お直しの回数を減らすための朝の習慣です。

スキンケアが終わった段階で、ティッシュを2枚に分けた薄い1枚を顔に当てて、余分な油分を一度押さえます

たったこれだけですが、時間が経ったときのメイクの持ちの良さに効いてきます。ベースメイクの前に、肌の上の余分な油分を減らしておくと、ファンデーションが密着しやすくなるからです。

朝の10秒で、夕方のお直しが1回減る——費用対効果の高い習慣だと思っています。

まとめ|夏のお直しは「足す」より「整える」

7つの小技をおさらいします。

  1. 大きく崩れたら、乳液状のものでいちど整えてから塗り直す
  2. 毛穴落ちは、ミスト+乾いたスポンジで立て直す
  3. パウダーは下から上へ滑らせる
  4. パウダーの付けすぎは老け見えのもと。付けたらブラシで払う
  5. 目の下は、目元美容液→コンシーラーを指でトントン
  6. あぶらとり紙より、2枚に分けたティッシュ1枚
  7. 朝、スキンケア後にティッシュで余分な油分を押さえておく

共通しているのは、崩れた上に足すのではなく、いちど整えてから直すという順番です。

そして、整えるときに何を使うかは肌質次第。乾燥肌なら乳液状のもの、皮脂が気になるならクレンジングウォーター。 ここを間違えなければ、お直しはぐっと楽になります。

もうひとつ忘れないでほしいのが、冒頭の自己診断。朝しっかりカバーして仕上げている方は、そもそも部分直しの難易度が高いということ。うまく直せないのは、あなたの腕のせいではありません。無理に部分直しをせず、拭き取ってから直すのが近道です。

夏のお直しは「戦い」ではなく「立て直し」。この考え方に変えるだけで、鏡の前の時間がぐっと楽になりますよ。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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